「北斗の拳」の修羅アルフ登場、修羅の国への本格的な第一関門へ!!
「北斗の拳」修羅の国編にて、アルフ登場より明かされていく国の実態
ここでは、「北斗の拳」修羅の国編についても、赤鯱登場の場面から、修羅の国に上陸したケンシロウについての話題を進めていこうと思います。
名もなき修羅と共に、ファルコの最期を見届けたケンシロウが、連れ去られたリンを追って遭遇した場面の入り口というのが、まずは「北斗の拳」原作においては、アルフ登場という型になっております。
したがって、ケンシロウが「北斗の拳」修羅の国編にて、いわゆるザコ役に当たる修羅達以外に、手ごたえのある一名として拳を交えた第一人者が、このアルフだったと認識するのが相応しいようです。
それもこの人物、「砂時計のアルフ」と自他ともに認められているようで、その初登場の場面としては、修羅の国における代表的な行事とも言うべく、格闘大会がおこなわれていたのです。
この砂時計のアルフが誇るべくは、「2分以内に155人を倒した」という実録でした!!
それも、このアルフとは、さすがはその辺のただの修羅とは大きく心得が似て異なるものであって、自分自身が本当に強いと認識した相手のみを選んで122勝した、と証言しております。
つまり、「北斗の拳」の登場人物達の中でも、価値の高い拳士としての1名であったな、ってところです。
言い換えれば、この一場面だけ見ても、少なくとも修羅の国の実態を今後知っていくための、決定的なものであったと思われます。
「北斗の拳」の修羅の国の代表格・アルフの格闘大会の名場面
実はこのアルフが参加していた格闘大会においては、修羅の国へと連れ去られてきたリンも居合わせたのです。
さらには、そのリンが居合わせた理由そして格闘大会の目的としては、驚くべきものであったのです!!
というのも、元々このアルフとは、後々登場する郡将・カイゼルの部下でもあり、この大会に優秀した者こそがリンの花婿として選出される、というものでした。
ここで、このアルフとの優勝を賭けた勝負を語るに当たっては、もう1名の対戦相手つまり準優勝の相手の闘いにも無を向けたいものです。
リンを会場に連れてきたある一人のボロの証言によれば、そのもう1名としては、155戦全ての対戦相手を3分以内に倒した、という風になっております。
さすがは以前にも書いてきたように、「北斗の拳」における修羅の国という土地柄と国民性はいかに例えようもないものか、この場面だけでもそのように強く印象付けられるとは思います。
少なくとも、この大会において見事に決勝戦にまで生き抜いて来たアルフともう1名としては、「北斗の拳」史上ただ単に筋肉バカみたいなザコ達とも当然程遠き存在として、認識すべきものがあります。
で、その決勝戦のクライマックスとしては、準優勝した相手がアルフの拳に倒されるという、望み通り何とも誇り高き最期を迎えたのです。
これもまた、「北斗の拳」にありがちな決定的な場面の一つとしても語り継がれるべくものがあります。
ここで見事優勝を果たしたアルフとしては、実はお上である郡将カイゼルより、驚愕の報酬を与えられるという話になっておりました。
リンの血を入れた聖杯の聖酒をのむというものでした!!
「北斗の拳」は修羅の国編での、アルフとケンシロウとの宿命対決
がしかし、ここでカイゼルが部下のアルフに対してはまた新たに、修羅の国へと足を踏み入れたケンシロウを倒せば望みは叶える、というものでした!!
で、その闘いの優勝から間もなくして、アルフは遂にケンシロウとの対面を果たしました。
早速アルフは、毒牙を含んだマントを駆使しての、誘闘赤円舞という技を披露し、実に10体以上の幻影を生み出すことにより、ケンシロウを翻弄しようとしました。
結果的には、アルフの技はさすがにあっけなく見破られ、ケンシロウを圧倒するには至らなかったものの、その戦いぶりとしても繰り返しにはなりますが、「北斗の拳」史上決して侮れないお手本でもあった、というところです。
「北斗の拳」修羅の国編にて、アルフが示した闘いの本質
惜しくも、この砂時計のアルフは自らの望みを叶えるには至らず、ケンシロウの拳に殉じてしまいました。
その反面、よくよく考えれば、修羅の国において名を許可されたという設定からも、より一層このアルフもまた強者の一人であった、ということが読み取れると思います。
言い換えれば、このアルフの存在こそがタイトルにも示したとおり、ケンシロウにとってのみならず修羅の国における、第一関門のような存在であった。
それほどまでに、闘いの本質とはいかなるものか、という焦点を鋭く突いた闘いを身をもって実証してくれたのも揺ぎ無き真実です。
「北斗の拳」史上、ケンシロウが拳を交えてきた相手達の中でも、たとえいかにコケ脅し、子供だましだといわれようが、いかに下層のザコ的な存在であろうが、それぞれには誇り高き信念をもってして闘い、散っていったのだ、という真実も今回の投稿を通じて教えられたようにも感じられます。
このアルフなりの信念としてもまた、悲しき宿命に殉じていった、「北斗の拳」においてそれまでにも随所に登場してきた代表格であったことも、押さえておきたいところです。
今回お話しした、「北斗の拳」パート2における砂時計のアルフの名場面もまた、下記よりテレビアニメにてご視聴いただけます。👇
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