レインボーの「キルザキング」なる孤高の名作も、ロックの代表的原型
今回はレインボーという元々ディープパープルのギタリストとして名を馳せていた、リッチーブラックモアを中心に結成されたロックグループの話題です。
中でもこのレインボーによる最高傑作として厳選した一曲「キルザキング」に焦点を当てつつ、絶賛紹介していきます。
その名曲「キルザキング」が収録されていたアルバムとしましても、後ほど詳細は説明していきます。
ここでまずは、今回お話しするレインボーというグループの、音楽業界における位置づけみたいなものを、見直していきます。
まあ厳密には、リッチーブラックモアズ・レインボーという呼び名でも認知されてはいますが、言うなればこれぞ元祖ヘヴィメタル・ハードロックの先人である、みたいに数十年と語り継がれては来ました。
という事で、本サイトにおいても今まで紹介してきたレッドツェッペリンやアイアンメイデンといった面子達と肩を並べるべく位置づけとしてのレインボーでもあります。
デビューしたのがまた1975年でして、実はリッチーブラックモアとしても、つい前年の1974年にディープ・パープルとしてスタジオアルバムを発表し、その活動の終止符を打ったばかりという感じでした。
またこの70年代という時期こそが、時代背景的にも一つの「ヘヴィメタル・ハードロック文化の黎明期」であるとも語られてきました。
即ちそんなご時世において、レインボーが一つの先導者的存在として活躍していたのですが、この時代背景で生み出された名曲「キルザキング」とは、いかなる最高傑作だったのか。
その辺りを、只今より紹介していきます。
レインボーの「キルザキング」とは、いかなる名曲であったか
今回お話しする最高傑作「キルザキング」が収録されていたアルバムですが、このアルバムはレインボーによる通算3枚目のスタジオアルバム「バビロンの城門」という作品です。
そのアルバムは、レインボー史上の最高傑作としてだけでなく、アイアンメイデンやレッドツェッペリンといったグルーブによる最高傑作達とも並んで、音楽史上における最高傑作としても不可欠な存在です。
併せて、中心人物のブラックモアがイチオシする有能なブレインとしては、ヴォーカルのロニー・ジェイムズ・ディオにドラムのコージー・パウエルといった面々でした。
前者のロニーにつきましては、ヘヴィメタル・ロックのヴォーカリストとして、孤高なる先駆者的存在として、後世における名立たるシンガー達より高く支持され続けて来ました。
また後者のコージーとしましても、レインボーの他には例えばホワイトスネイクにマイケルシェンカー・グループ、そしてクイーンのブライアンメイ・バント等々にて、ロック史上最も偉大なるドラマーとして、その名を馳せて来ました。
このまさに、ブラックモアを筆頭にロニー、そしてコージーと合わせた三大巨頭こそが、元祖レインボーとしても認知されており、ファン達の間では彼ら3名在籍時のレインボーは、「三頭政治」時代とも呼ばれております。
そんな背景の下で制作された「バビロンの城門」からの選曲「キルザキング」とはいかなる名曲であったか。
只今より絶賛紹介していきます。
まあ言うなれば、今回のタイトルにもあるように、正しくこの「キルザキング」にて、ヘヴィメタル・ハードロックとしての原型が確立された、というほどまでに決定的な名曲です。
そんな一曲の音楽性としましては、アップテンポなスピードで、特有のヘヴィなリフと華麗なるギターソロ。
そして骨太なドラムプレイによるリズム隊にさらに極めつけは、ロニーによるあの鼓膜を揺さぶるべく、パワフル且つ伸びやかな唯一無二の歌唱です。
またこの曲自体のストーリーとしましても、タイトルからすると、一見野蛮でタブーに聞こえるかも知れません。
しかしその一方では、ハイスピードな曲調とも相まって、あの快きまでの疾走感が、あらゆる勝負という場面を思い起こさせると共に、正しく茨の道をも切り開いて行く、ヘヴィメタル・ハードロックとしての代表的な世界観も堪能出来ます。
また併せて、この「キルザキング」が収録されている、「バビロンの城門」なるアルバムという視点からは、少なくともディープパープル時代とは一味違った、ブラックモアによる古典的な歴史物語を一つの軸とすべく価値の高い音楽的資質が味わえます。
このアルバムにおける、今回主題として取り上げた「キルザキング」以外の名曲達としましては、例えばタイトルトラックの「バビロンの城門」そして「ロング・リヴ・ロックン・ロール」もまた代表的です。
レインボーによる「キルザキング」に代表される、揺ぎ無き生き様
よって今回としましても、レインボーによる「キルザキング」を代表とした名曲達から、またまたあらたなる発見が見出せたものであります。
そのためにもここで、主にブラックモアとロニーによる生き様に焦点を絞って、見つめ直していこうと思います。
ブラックモアとしましては、特にレインボー時代からはエゴの塊、みたいに揶揄されたこともあります。
それでも少なくとも、歴史に残るべく先導者のお手本として、世界中のアーティスト達から高く支持され続けているのは、言うまでもありません。
一方のロニーとしましても、生憎この「バビロンの城門」を発表した翌1979年に、レインボーを脱退してしまう型となりました。
それが後ほど80年代初頭に指導した自らのソロユニット・ディオにてまさしく「これぞヘヴィメタル・ハード・ロック文化としての、最大のお手本である!!」との姿勢を示し続け、常に業界の最前線を突っ走り続けて来ました。
ロニーとしてもまた、多数のアーティスト達から愛され慕われ続けてきたのと同時に、多少堅物で頑固なところもあったと言われていますが、故に孤高で卓越した資質の持主としての、正真正銘なる無敵のカリスマでした。
またロニーのソロ時代におきましても、ライブではレインボー時代の名曲達も演奏され、すなわちその定番としての一つがまた「キルザキング」でもあったのです。
以上より、今回絶賛紹介した「キルザキング」とは、一種の先導者としての揺ぎ無き生き様の定番でもあった、というべき決定的なお手本でもあります。
正しくヘヴィメタル・ハード・ロック文化の原型とも言うべく、「キルザキング」が収録されたレインボーによる3枚目のスタジオアルバム「バビロンの城門」は、以下よりご視聴いただけます👇
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