ケンシロウとリンの巡り合いにより切り開かれた、乱世の運命
ケンシロウがリンの心を開いた、かの決定的な歴史に残る名場面
ここではまたまた、「北斗の拳」でケンシロウが救世主として前進していくに当たっての、リンというヒロイン的存在についても今更ではありますが、振り返ってみようと思います。
ケンシロウとリンの決定的な場面はと言えば、何よりもまずはジードの頭からリンを北斗百裂拳で救い出した、例の場面がまず先に来るものです。
よくこの場面は「心の叫び」と称されておりますが、リンはケンシロウがたどり着いた村で巡り会うまでは、両親を野党に殺害されたショックで口がきけなくなっていて、牢屋の番をさせられておりました。
そしてちょうどその時牢屋にとらわれていたのが、以来ケンシロウにリンと共に物語の証人となるバットでした。
まさにこの村にジードの一族が奇襲攻撃をしたその際に、リンのケンシロウの名を呼ぶ心の叫びにより、彼女は言葉を取り戻すことが出来たのです。
と同時に、リンもまた文字通り地から這い上がって来たケンシロウを救い出し、宿命の旅路へと導いたヒロインであったことは、言うまでもありません。
ケンシロウの宿命の旅路を見届けた、リンの時代の証人としての存在
ケンシロウと共に互いの心を開いた後のリンとしてもまた、言うなれば立派な戦士でもありました。
ケンシロウとカーネル大佐との死闘の場面に駆け付けたり、かつてのリンと同じようにショックで心を閉ざしていたレイの妹のアイリにも闘いのお手本を示したりと、幼いながらもいつの間にかしたたかなヒロインと生まれ変わっていったのです。
そのアイリの村を拳王部隊が襲った時ですが、リン自らが我が身を捨てるようにして立ち向かっていった場面には、頭が上がるすべはありません。
こうしてゆくゆくは、ケンシロウとラオウの命運をかけた死闘を見届けるまで、実にリンの心の叫びもまた、ケンシロウを勝利に導き続けてきたというに値するものです。
よくよくリンは「北斗の拳」の一大ヒロインだと言われてはおりはおります。
私なりにも過去に「北斗の拳」のヒロインとしてユリアだけでなく、マミヤに果てはアニメオリジナルキャラであった、サキというユリアの侍女なんかについてもお話ししてきました。
で、今回はまたまた「北斗の拳」パート・2を語っていくに当たっては、実はリンという存在こそが主人公のバットと並んだヒロインとして位置づけしたい、そんなところでもあります。
ケンシロウを新世代における宿命に導いた、リンの宿命とヒロイン性
繰り返しにはなりますが、ケンシロウがユリアと共に数年間の休暇を終えて現役復帰し、バットと共に再会を果たしたリンもまたまた、幼少期の面影を残しながらも、過去にも増して強かな成人女性へと成長していました。
そして再び、ケンシロウと共に旅路を進んでいくにつれて、実はリンの宿命のルーツも次第に解き明かされていくという、驚異的な展開となっていくのです。
まさにそのカギを握る者達こそが、順を追って私がお話ししていこうとしているファルコ始めとした天帝一族でもあったと語られております。
この視点からも、最初にお話ししたケンシロウとリンの出会いこそもまた、実は宿命がおびき寄せたものであると語り継がれているものであります。
ここからの展開こそが、私としても未だに複雑だと感じるほどの物語になってはいきますが、同時に「北斗の拳」パート・2の、前編では知りえなかったような、密度の高い本質的な部分が解かれていく、そう私は感じております。
「北斗の拳」パート・2における、リンのヒロイン的な活躍もまた以下よりご視聴いただければ、何よりもありがたいと考えております。👇
名作ぞろいのU-NEXTなら、31日間お試し期間付きで、ポイントも有効活用できます!
月額利用料金は、2,189円(税込)です♪!