「北斗の拳」の南斗五車星・山のフドウも遂に鬼神となりて立ち向かう
「北斗の拳」の南斗五車星・山のフドウの宿命の血が遂に覚醒!!
「北斗の拳」の物語も、いよいよ南斗五車星・山のフドウから歴史に残るべく決定的瞬間と呼ぶに相応しい、ユリア生存の告白がなされた以上、もはや投稿する私としてもじっとしてはおられなくなりました!!
言うまでもなく、ケンシロウはユリアとの宿命の再会を果たすべく、先を急ぐのみではありました。
その一方では、ユリアの身が部下達に死守されていることを確信したケンシロウとしては、それにも増して優先すべくはあくまでラオウの動きを封じることでした。
まさしく一子相伝の大役を成し遂げるべくケンシロウとしては、南斗五車星・山のフドウがラオウに立ち向かうなど、断じて許しがたい行為でありました。
流砂に飲み込まれたフドウを救い出した際のケンシロウ側の言い分としても、
俺の闘いの傷などほんの一瞬の痛みにしか過ぎないが、フドウだけでなく、苦楽を分かち合った仲間との死別は、一生の痛みとして消えない!!
というものでした。
ラオウとの宿命の決着のための貸し切り道路へと突入すべく、山のフドウに子供達の世話を頼んでその場を去ったケンシロウでした。
しかし、その後のケンシロウにフドウそれぞれを巡る展開としては、まさしく「北斗の拳」の物語においては、驚異的かつ息が詰まるほどの場面の連続であったのです。
「北斗の拳」の登場人物達の中においても、ほぼほぼ乱世における理想の人間像に近いほど、「気は優しくて力持ち」なる言葉が最も相応しい南斗五車星・山のフドウでした。
そのフドウが意外にも、面倒を見ていた子供達に後押しされるという型で、ラオウとの死闘のために鬼神の血に再び目覚めだしたのです!!
「北斗の拳」の南斗五車星・山のフドウの宿命の原点が今明らかに!!
「北斗の拳」の登場人物の中では、確かにどの子供達からも慕われ、そして如何なる暴力をも成敗できるほどの拳の持ち主として、高い信頼を集めてきた南斗五車星・山のフドウでした。
がしかし、そんなフドウにも実はよく知られているキャラとは真逆と言うに値する過去があったのです。
南斗五車星の山のフドウではなく、あくまで誰が見ても鬼のフドウ以外の何ものでもない暮らしぶりでした。
というよりも、あのままでは「北斗の拳」に出てくるキャラの中でも、例えばKING軍団の一味であったハート達のような邪道の一名として終わってたのかな、と感じたほどでした。
計り知れないほどの暴虐に明け暮れては食料を奪い、そして飲み食いを繰り返す、みたいなチンピラ同様の生活をしていました。
果ては北斗神拳の先代伝承者であったリュウケンの下に乗り込んで食料を奪い取るなど、開いた口が塞がらぬほどの無心ぶりでした。
さらにその上、このフドウの若かりし頃と言えば、ただ単にその辺のチンピラではなかったのです。
「北斗の拳」を語るにおいては、第一印象としてはまずありえないほどの闘気の持ち主でもあった証言が描写されたのです。
というのも何を隠そう、「北斗の拳」のもう一名の強敵としての主人公であるはずのラオウですら、恐怖で震え上がらせた(!?)までの資質の持ち主だったのです。
それほどまでに人の命までをもまるで虫けら同様に無心するほどの、邪道の極みだったかつてのフドウが、ある決定的な場面を機に、南斗五車星の山のフドウとして南斗の将に仕えるという使命に導かれたのです。
「北斗の拳」の南斗五車星・山のフドウの生涯を変えた、決定的場面
私から見ても、「北斗の拳」の南斗五車星・山のフドウの知られざる過去の話が展開された当初としては、むしろあり得ないような感覚を味わいました。
まさしくその邪道ぶりを大きく変えるべく転機となったのが、幼少期のユリアとの出会いでした。
いつもの如く略奪を働かんばかりに暴走していたフドウの前に、ユリアが立ちはだかったのです。
ユリアがフドウから守ろうとしていたのは、実は子犬たちだったのです。
自分達もこうして生まれてきたのだ、という事をユリアに教えられたまさにその時、「北斗の拳」の強敵としての主人公であるラオウにさえも恐怖を与えて圧迫したフドウとしては、命の重さを生まれて始めて知らされたのでした。
先に言った南斗五車星・山のフドウとして、南斗六聖拳第6の将である慈母星を死守すべく宿命の原点の場面でもあったのです。
実はこの南斗五車星・山のフドウの辿った来た運命たるもの、例えるなら南斗六聖拳の義の星のレイにも値するものではないか、という事です。
この義の星のレイもまた、「北斗の拳」の物語においては、元々は両親を殺害され妹のアイリを奪われて以来、ひたすら混乱を極めた世を恨んで来ました。
野党達と手を組んだり時には裏切りをも辞さぬ姿勢で、暴挙に明け暮れてきたと語られております。
それがケンシロウ達との出会いにより、信頼できる仲間達のために命を捧げるような犠牲を尽くして闘い抜く、といった使命感に目覚めたのです。
最も、この義の星のレイについては、再度「北斗の拳」の物語を復習していただければ、お分かりだとは思います。
話は今回の本題から少しずれたようですが、南斗五車星・山のフドウの生き様からはこのレイに共通すべくものでした。
例えばグレて暴走を繰り返し手の付けられなかったような若者が、何かのきっかけで身も心も改め、以来他人のために与えるべくを与えて市民からの高い信頼を得ていくという風な、一種の美学が学べるものではないかとも教えられました。
毎度紹介している「北斗の拳」の物語ですが、以下よりアニメのご視聴が可能です。👇
※以上に紹介した内容としては、「徳間書店」より2004年に初版発行されたコミックからの情報です
従って、原作とは場面が異なる場合もあります。
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