ラウドネスのヴォーカル・二井原氏が、折れず・怯まず突き進む道
今回はラウドネスと言えばズバリ!! 創立メンバーと併せて、日本のロックシンガーとしての先駆者的存在でもある二井原実氏についても、語らざるを得ません!!
何せいわゆるハードロックの「創成期」とされていた70年代に既に第一歩を踏み出したラウドネスだけあって、演奏力と併せてそれではヴォーカルのパフォーマンスは? となるのは必然であります。
元々特に日本人ロックグループともなるとなおさら、ラウドネスだけでなく、かつては活かすも殺すもヴォーカルパフォーマンス次第だった、というのが愛好家たちによる現実目線でした。
勿論、そのような現実目線たるもの、未だにどこかで根強く残ってはいるはずであって、もしラウドネスのヴォーカルに二井原実氏が入らなければ、今日のカリスマ的地位はあり得なかった、とまで言われているほどです。
それほどまでの、例えようもなき重責を背負いつつも、ラウドネスというグループを全世界的屈指のカリスマ的存在にまで押上げ、そして業界を牽引し続けてきた二井原氏でした。
つきましては、今回としては二井原実氏をラウドネス、そしてヴォーカリストとして数々の視点からその重責に押しつぶされずに進み続けてきた、
今日の日本人が見習うべく、一種の決定的な筋金入りの先導者
とでも言うべきその真実に迫りつつ、この混迷を極めた現実の打破につながってくれれば、との想いを捉えて離さず、語っていくとします。
ラウドネスの二井原氏による、フロントマンとしての人知れぬ実録
元々二井原氏に関して、よくよく語り継がれている話題ではありますが、かつて80年代におけるラウドネス黄金期においては、ヴォーカリストとしてのスキルを始めとした、何とも言えぬ葛藤と闘いづけていたとのことです。
まずその一としては、二井原氏による英語の発音が相応しくない、という事で、その発音を矯正するために、渡米してまでヴォーカルレッスンを受けた、と言われております。
確かに二井原氏のヴォーカルそのものとしては、それまで過去の日本人ヴォーカリスト達にはあり得なかったほどの、音域の広さと歌唱力を証明したとの見方は、少なくとも的外れではなかったのです。
あくまでもラウドネスのヴォーカリストはそうでなくては、みたいなハードロック・ヘヴィ・メタル業界に於けるヴォーカリストとして、二井原氏は紛れなく先駆者としての一名でありました。
ただし、日本では着目されても、果たして全世界の視点では如何なるものなのか。
実はこここそが、昨今の日本のロック・ヴォーカリスト達にとっては、最大の課題とすべく点ではありました。
言い換えれば、二井原氏のヴォーカリストとしての真価たるもの、全世界進出を果たすべくラウドネスとして、ロック業界からして、いかなるものであったか。
という風な目線にさらされ続けてきた、という事です。
最も、二井原氏自身が先ほど言ったような、重責をこれといって意識したことはあるのかどうかは何とも言えませんが、あくまでも高崎晃氏同様、
全世界を舞台に、日本人として恥ずかしくない戦いを見せるべき
という姿勢は決して崩さぬものでした。
ここでまた一つ、勿論二井原氏に限らず、全てのヴォーカリストは自身の身体そのものが楽器である、という点が、他のメンバー達と決定的に異なるところでもあります。
例えば、ギターの場合弦が切れたり、アンプが作動しなくなったりすれば、代わりに楽器店より取り換えが可能です。
しかし、声帯というもの自体、実は最も繊細で且壊れやすく、体調に最も左右されやすい器官であると言われております。
そのためには、小手先ではなく、あくまでも生命維持のための呼吸という機能そのものをより強化することが、まず原型となる姿勢であります。
こんな立場が故に、恐らく二井原氏としてもくどいようですが、葛藤の上に更なる葛藤を続けていたことでしょう。
結果的には不本意ながら二井原氏は80年代末期に、ラウドネスのメンバーより解雇を言い渡され、以来デッド・チャップリンやSLYなどのプロジェクトを転々としつつも、ゆくゆくはラウドネスに復帰し、以後今日に至るまで最前線で活躍する型となるのです。
ラウドネスに二井原氏が、なぜ再び復帰できたのか?
ラウドネスに二井原氏が復帰してから気が付けば2020年代の時点では早20年、といった計算になります。
恐らく、これは私の独断と偏見ではありますが、二井原氏がラウドネスを離脱したあの頃としては、ファン達からしてもラウドネス復帰がほぼほぼ望めない、そんなところではなかったのでしょうか。
正直打ち明けると、かつて私の中でも例外なく二井原氏のラウドネス復帰に対する可能性は、薄いものでした。
ただしその一方でもまた、二井原氏がラウドネスとはまたまた異なる性質のグループにて歌い上げていた姿を回想するたびに、
やはり二井原氏はどこまでもしぶとく、折れることなく自らの道を貫いてきたのだな
と。
転じて、それ故に言い換えれば
厳しい現実に恐れず、怯まずに向き合い挑戦し続けてきた
からこそ、ラウドネスという原点回帰を果たし、今日もなおかつての黄金期にも劣らぬ活動を実現できた、てなところです。
今回お話しした、ラウドネスのヴォーカリスト・二井原実氏が歩み続けてきた先導者としての生き様を振り返りつつ、以下よりラウドネスの歴史的最高傑作達をご視聴いただければ、何よりありがたいです。👇
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