「北斗の拳」におけるカイゼルの存在で、修羅の国の究極を知る
「北斗の拳」修羅の国編でカイゼルが果たした、その代表的な役職
「北斗の拳」については、長らくご無沙汰してしまいましたが、ここでまた修羅の国編の続きから、話題を展開していこうと思います。
まず以前としては、アルフという平民的な修羅の中でも恐らくトップとしての力量を持っていた拳士と、ケンシロウとの死闘について語りました。
で今回は、カイゼルという、修羅達にとってはお上に当たるべく立場の人物の存在から、「北斗の拳」における修羅の国の存在意義というものも見出せれば、と考えております。
修羅の国編における原作の復習ですが、リンの婿を決めるという格闘大会の開催主であったという点からも、このカイゼルこそもまた、修羅の国における肝心な役であったなと、考えられるところでもあります。
このカイゼルの経歴についてですが、修羅の国においては、1800勝もの勝利を生き抜いて、修羅の身分からその一階級上とされている群将と呼ばれる地位を獲得できたと、されております。
さらにこのカイゼルの重役としての凄味をより一層演出するためにも、同じ「北斗の拳」でもテレビアニメでは何と8800勝という設定に引き上げられていました。
ここでこのカイゼル登場により、新たに明かされてきたであろうことが、修羅の国編の階級制度についてです。
先に行ってしまいますが、「北斗の拳」修羅の国編の少なくとも原作においては、上から順に羅将⇒郡将⇒修羅という格付けだとされています。
即ち、ここで言うところの、カイゼルよりもさらに格上の、修羅の国編では支配者階級と呼ぶに値する者達こそが、後々登場するハンがまず一人であった、という事です。
以上のような視点から、今回お話しするカイゼルもまた、「北斗の拳」修羅の国編だけでなく、この物語全面を代表すべく重役であったという真実を解いていこうと思います。
「北斗の拳」修羅の国編の郡将・カイゼルに見る、究極の真実とは
あくまでカイゼルもまた、修羅の国において郡将の身分を獲得するまでには、
例えばそれ以前の「北斗の拳」のラオウ編に至るまでの強敵達の死闘とはまたまた一味も二味も異なった、極限とまで言うべく場面
を生き抜いて来たと言えます。
という事で、まさにそのカイゼルが出世していくための強敵であったのが、ゆくゆく登場する羅将ハンという事であり、まさしくこのカイゼルの口からは、
かつて羅将ハンから、古傷を与えられた
と語っており、さらには
俺はハンの拳を見切ることが出来なかった
との、驚愕の証言までも飛び出しております。
という視点からしても、「北斗の拳」修羅の国編に於ける風土や慣習は如何なるものであったかを実証すべくものであると考えられます。
以前にお話しした、この修羅の国における生存率からしても、まさにカイゼルもまた、
単に叩き上げ等というものではなく、百戦錬磨として実に密度の高い場面にて、一切の妥協なく己自身を常に試し続けてきた
究極の証人であったというに相応しいでしょう。
何かを得るためには、それこそその他大勢と同じことではなく、常に捨て身にて事に当たっていかねばなるまい。
とまでの、「北斗の拳」における強者達の中でも、抜きん出た一人としての郡将カイゼルでもあったと、読み取れます。
言い換えればこれもまた、「北斗の拳」におけるラオウ編までにはありそうでなかったような、究極の真実の1つでもあるという事です。
「北斗の拳」修羅の国編において、カイゼルがその重役を全うする!!
実はこのカイゼルについては、最期の場面を飾ったのがあくまでケンシロウではなく、これまた修羅の国編にて、「鬼を喰う羅刹」とまで恐れられていた、シャチという北斗琉拳の使い手でした。
言い忘れましたが、まずこのカイゼル自身の技たるもの、孟古流妖禽掌と名乗り、それこそ相手を傷つけずに身体を破壊する、というものでした。
従って、そのカイゼルと決着をつけて使命を果たそうとする一人もまた、シャチであったのです。
カイゼルとしてもまた、このシャチなる名は直接的には耳に入ってはいなかったものの、あくまで「鬼を喰う羅刹」としての情報自体は掴んでいたであろうと、読み取れます。
という事で、ここでもまたカイゼル対シャチという、「北斗の拳」史上においてもひときわ目立った、主人公以外の強敵同士の死闘が展開される型になったのです!!
この闘いの第一印象としては、カイゼルはシャチに対して一時は追い詰めるかのような闘いを披露してくれるだろう、というものでしたが、流石の北斗琉拳の使い手であるシャチの戦略にはかなわず、敗北してしまいました。
しかし、その最期のカイゼルのセリフというものがまた、「北斗の拳」修羅の国編が如何なるものかを証言すべく、決定的なものであったのです!!
ゆくゆく話していくこの郡将のさらに上の、
「北斗の拳」修羅の国編においては頂点に君臨すべく3名の修将をシャチには倒せまい
と言い残したのです。
このセリフについてですが、「北斗の拳」ではよくありがちな、ザコ達の最期の捨てゼリフみたいなものとは、天と地ほどの差がある、というものです。
あくまでもカイゼルとして、その立場上、中堅的でありながらも、
修羅の国における役職及びその宿命的な役割を悔いなく、最期の最期までやり遂げた
という一種の達成感から生まれてきたものではなかったのか、というところです。
「北斗の拳」修羅の国編のテレビアニメについても、下記よりご視聴いただけます。👇
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