「蒼天の拳」のあらすじ・世界観より、ケンシロウの真価を見出す
「蒼天の拳」のあらすじからキャラまでを復習するその価値
今回は「蒼天の拳」という「北斗の拳」の歴史を知るべくものとして認知され続けてきたであろう、一大名作のあらすじやキャラについて語っていこうと思います。
「蒼天の拳」の物語自体としては、「北斗の拳」の主人公・ケンシロウの先々代(第64代目)の北斗神拳伝承者である霞拳志郎の生き様を描いた作品であり、そのあらすじ・キャラ共に実に現実感のあるものとしても親しまれております。
第一、「蒼天の拳」の主人公のキャラ自体が、私が延々と語り続けているケンシロウとは決定的な差があります。
「北斗の拳」では、そのあらすじと共に世紀末の人類文明が崩壊した後の世界観に見合うべく、寡黙でシリアスを極めた主人公キャラでした。
それが「蒼天の拳」ではあらすじとしてもより現実的で分かりやすいとの声も多いようで、むしろ主人公がギャグをかましたり、敵役達のキャラとしてもお笑い的な性質も前面に押し出されております。
その視点からは、「北斗の拳」におけるザコキャラ達の断末魔などにみられるお笑い的場面とは多少たりとも共通するところがあるかも知れません。
「蒼天の拳」のあらすじを、ザッと紹介します
この「蒼天の拳」におけるあらすじをザッとではありますが、お話ししていこうと思います。
日本で大学講師をするなど、平穏に暮らしていた拳志郎が、かつて自らが所属していた青幇が滅ぼされ、そして拳志郎の恋人であった玉玲が殺されたことを知らされ、強大な勢力達がひしめき合う上海へと旅立つところから幕開けしました。
目的としては、朋友のためにも青幇の宿敵・紅華会との決着をつけるというところでした。
したがって、これより北斗神拳伝承者としての宿命に突き動かされたケンシロウたちが、その決着をつけるべく強敵達との死闘に突入していく型になります。
この強敵達との死闘のあらすじにおいては、北斗神拳の一代流派とされる西斗月拳のヤサカ、北斗劉家拳の劉宗武といった人物達との戦いが、最大のハイライトスポットとして知られております。
更には紅華会を滅ぼし、上海に平和をとりもどした後のあらすじとしては、青幇を滅ぼそうとする中国政府軍の台頭場面において、拳志郎の朋友でありフランス陸軍の重鎮・シャルル・ド・ギースが仲間たちの為に命懸けで戦い、殉じていくという、胸締め付けるような場面にも遭遇します。
以上のあらすじと併せてまた、決定的な人物も登場します。
霞 羅門という拳志郎の弟であり、そして彼こそがまさに「北斗の拳」のケンシロウの師父であったリュウケンであり、そしてケンシロウの出産にも立ち会ったという流れになっております!!
随分曖昧なあらすじの説明になってしまったようですが、少なくとも「蒼天の拳」における霞拳志郎の実録、そして何より朋友の為に身を賭して死闘に挑んでいくという、その姿勢こそがまさに「北斗の拳」の世界観にも強く押し出されております。
というのがまさに、ラオウやサウザーといった強敵達との熱く胸を締め付けるような死闘の場面のクライマックスにおいて、決定的に受け継がれているという真実です。
「蒼天の拳」のあらすじを辿りつつ見えてきた真価とはどこにあるのか
簡単に言うなら、まずは「蒼天の拳」から「北斗の拳」の時代にかけて、先人たちの叡智を受け継いできたケンシロウが、新たに世のお手本となるべくカリスマ的地位を築き上げた、という事です。
いや、もっと言えば、「蒼天の拳」においても「北斗の拳」においても共に、1800年以上も継承され続けてきた先人達の叡智を受け継ぎ、そして実践していくとはいかなるものか、という最大の教本の一つであった、という事です。
勿論、登場人物達のキャラ、そして拳法家達の戦いのカッコ良さも見どころであることは言うまでもありませんが、その裏には一体、如何なる作者としての演出意図が隠されているのか。
言わば、あらすじを辿ること自体に完結せず、そのさらにあらすじを超えたところにある物語の本質というものを、以下に登場人物達が実証し続けてきたか。
そういう風なところこそが、「蒼天の拳」「北斗の拳」に限らず、どの物語においても共通する真価であると考えられます。
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