「北斗の拳」で、サザンクロスは脆き野望の産物と化した!!
「北斗の拳」はサザンクロスにて、第一部の両雄クライマックスを!!
さあ、ここまで来れば「北斗の拳」もいよいよシンが築き上げてきたサザンクロスにて、ケンシロウとてシンの両雄対決の場面に差し掛かってきました!!
今更ではありますが、再度「北斗の拳」の物語の価値というものを見直していただこうという私なりの意思を込めて、この名場面をまた語っていくことにします。
ラオウが旅立った後も、ひとまずは今まで私自身が書き切れなかった「北斗の拳」の話題について、例えばアニメのオリジナルキャラといったところが主になってくるだろうと、この前まではそんな感覚でいました。
それが「北斗の拳」について情報収集しつつ、「北斗の拳」の情報市場というものをあれこれ私なりにリサーチしていくにつれてまたまた、アニメのオリジナルキャラのみならず、名場面について何度もアンコールせざるを得ない状況になって来たようです!!
話しは少し逸れましたが、以上のような意思をもとに早速シンが築き上げてきた「北斗の拳」史上有数の巨大権力の象徴・サザンクロスにて展開された、ケンシロウとの名勝負を語っていくとします。
それまでのケンシロウとしては、KING軍団を名乗り暴虐の限りを尽くすシンからユリアを救い出すことを目的として、サザンクロスの場所を探しつつシンを追い続けていました。
まさにそのサザンクロスにたどり着いたケンシロウとしては、シンの従来のイメージを大きく覆すまでに変貌していました。
KING軍団の配下達と数々の死闘を乗り越えたその末に、シンがケンシロウに教えた執念というものをはるかに大きく上回るまでの闘気を発していました。
かつてケンシロウを土につけたシンによる南斗聖拳の極意ともいえる必殺技はどれも逆に見切られてしまい、遂にシンは追い詰められる型となったのです!!
「北斗の拳」でのサザンクロスは、儚き野望のお手本であった!!
こうして、「北斗の拳」も第一部・サザンクロス編が完結すべく両雄対決がクライマックスを迎える場面に差し掛かってきたのです。
追い詰められたシンは最終手段として目論見通り、ユリアのダミー人形を一突きすることにより、ユリアの命を絶ったように見せかけ、自らが汚名を被ることにしたのです!!
それこそがまさに、ケンシロウの怒りを極限まで引き上げ本格的に最後の攻めに転じて、シンがサザンクロスの紋章である十字星の型に秘孔を突かれて、残り3分の命となってしまいました。
まさにその3分間にこそ、シンの口からまさにケンシロウにとっては思いがけぬ、例えようもない悲しい証言が飛び出したのです。
シンがユリアに与えるべくを与え、巨大な権力と富を手にするも、シンの暴虐ぶりに絶望したユリアがサザンクロスの居城から身を投げてしまったというものでした。
以上の流れについては、「北斗の拳」第一部完結として、知る人ぞ知る決定的な最後のクライマックスの場面として語り継がれてきました。
結果、シンは止めとしてケンシロウの北斗神拳ではなく、ユリアと同じように居城から身を投げる選択により、愛に殉じるべく最期を遂げたのです。
ケンシロウとシンとは、かつて兄弟のように育った仲であり、それが時代の流れと相まって、ジャギの洗脳によりシンは暴走してしまったこともまた悲劇として語り継がれております。
まさにそのシンが、最期に悟ったのです。
いかに自分があの手この手を尽くそうが、最後までユリアの心は動かず、自らが築き上げてきたサザンクロスは儚き野望の廃墟と化してしまったことを。
バルコム将軍を始めとしたKING軍団の部下達に手のひらを返され、果てはサザンクロスにおいてはその部下同士までもが対立し、より一層の混乱を極めたという結末にもなっております。
シンが最期の止めとして、自ら居城より身を投げたのも、そのサザンクロスの結末に対して責任を負うべくものであったとも考えられます。
「北斗の拳」第一部完結のこの最期の場面としてはまさに、ラオウがケンシロウの手により拳を完全に封じられた後、自ら秘孔を突いて止めを刺した場面と共通するお手本が読み取れます。
というのもシンなりの決着の付け方が、身の回りに起こったことに対しては全て自らで責任を取るという、最大のお手本でもあったとも私は考えております。
併せて、行き過ぎた自己犠牲的であれこれ尽くすと、かえって事が裏目に出てしまうという事も教えてくれた、「北斗の拳」第一部・サザンクロス編でした。
「北斗の拳」のアニメご視聴については、以下よりお願いします👇。
名作ぞろいのU-NEXTなら、31日間お試し期間付きで、ポイントも有効活用できます!!
月額利用料金は、2,189円(税込)です♪