「北斗の拳」史上最大級の強敵、デビルリバースとの究極の名場面!!
さあ、今回もまたまた「北斗の拳」の話題を語っていきたいところではあります。
ついてはデビルリバースという全長だけでも20メートルは軽く超えているほどの、ケンシロウにとっては恐らく生涯最大の体格の持ち主であっただろう、そんなキャラについて語っていこうと思います。
実は元々「北斗の拳」の物語においては、少なくとも我々の現実世界ではありえないような体格の持ち主、例えばカサンドラ獄長のウイグルや食料品店の店主を襲ったタダ飯男などは、核戦争後の放射能による影響が大半だと思われがちです。
併せて、例えばラオウや山のフドウなど、プロフィール上では2メートル台と現実的にあり得る人間の体格であっても、闘気のおかげで実際よりもはるかに大きく見えてしまう場合が度々ありました。
「北斗の拳」でのズバ抜けた体格と身体能力の持ち主・デビルリバース
がしかし、このデビルリバースに限っては、むしろ「北斗の拳」の物語においては、必然的な体格であったと考えるのが相応しい、という事です。
なんせ「北斗の拳」のアニメの初代オープニング主題歌における最後の場面では、ケンシロウが少なくともデビルリバース以上の体格であろう巨人に空中技で立ち向かっていってます。
さて、このデビルリバース本人の体格を、アニメの動画で実際に計算した結果、25メートルは超えている、という結果が出たのです(ケンシロウを1.85メートルとして計算しています。)!!
このデビルリバース、ただの巨体の持ち主で、力ずくだけで相手をねじ伏せようとするだけの技ではなかったのです。
実は羅漢仁王拳という、5000年もの歴史を持つ伝統ある暗殺拳法の伝承者でもあり、700人もの殺人を犯し、電気椅子ですら通用せず死刑執行13回を生き延び、懲役200年の判決を受けて、やっと地下の監獄に収監されたのです。
そんなデビルリバースは流石仁王拳の使い手だけあって、身のこなしの常任離れした速さに果ては風圧を自在に操り、ケンシロウを壁に叩きつけるなどして一時的に優位に立ったかのように思えました。
したがって、デビルリバースは、「北斗の拳」に登場する数々の巨体キャラの中でも、拳法に対する心・技・体が最も優れたキャラであったと、考えられます。
よくよく「北斗の拳」には、いわゆる体のサイズが登場人物達の中でも指折りに数えられる、そんなキャラであってザコ扱いされることが、普通にあります。
しかし、いかにケンシロウにとっては子供だまし、コケ脅しでしかなかったとしても、今回紹介しているデビルリバースのように、同じやられるにも拳法家としてのれっきとした心・技・体を持った脇役も少なくはなかったのです。
「北斗の拳」の最大規格のデビルリバースに対する、戦法の神髄とは?
一方ではまた、ケンシロウがこの「北斗の拳」史上最大規格のデビルリバースといかに戦い生き延びたか。
ここが最大のハイライト・スポットにおける課題として、避けては通れない地点であります。
ケンシロウはここで、北斗神拳の一つの究極奥義である転龍呼吸法を披露し、北斗神拳はいかなる過酷な局面をも生き延びる拳法である、ということをこの地点で身をもって実証したのです!!
また言い換えるなら、呼吸そのものは、人間にとっては生命の営みの源であり、すべての本質はこの呼吸という営みにある、という学びにもなります。
併せて、「北斗の拳」では、他の場面でもケンシロウが闘いの本質について、プロとして決定的な証言をしています。
北斗神拳が無敵であるのは、常人が潜在能力の30%しか引き出せない(それだけでも並外れてると言われてますが)のに対し、呼吸法により無限大に能力を解放して出し切っていくところに神髄があるから、という風なことです。
というよりも、そもそもこの呼吸法は、「北斗の拳」においてはケンシロウが服を破る場面がまさにそれで、静から動、守から攻へと転じる動きにこそまた、闘いの本質があるという一つの教えでもあるのです。
言い換えれば、不死身の闘いの神の化身となったケンシロウは、デビルリバースの如何なる必殺技をも見切ってしまったのです。
最終的には自分を握りつぶそうとしたデビルリバースの手の秘孔を突いて破裂させ、北斗七星を模った秘孔を突いて倒しました。
止めとしては、デビルリバースを解放したジャッカルと共にダイナマイトで非情な葬り方をしたケンシロウでした。
「北斗の拳」でのデビルリバースとの死闘に見る、闘う漢の本質
「北斗の拳」の中でも、拳法に対する心得が最も優秀と思われる巨人キャラであったデビルリバースとのまさしく観る者たちが腰を抜かすような闘いの場面により、自分よりはるかに巨大な相手との対面をいかに生き延びるか。
という風なお手本を、ケンシロウが決定的に実証してくれたわけです。
我々としても現実社会に於いてはまた、それほどまでの巨大な相手との場面には、いかなることがあっても不屈の揺ぎ無き心身を貫かねばならない、というのが、「北斗の拳」の物語が最も決定的な教本とするところでもあります。
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