「北斗の拳」の南斗五車星・山のフドウが遂に明かしたあの秘密!!

「北斗の拳」の南斗五車星・山のフドウ、ケンシロウに運命の告白!!

　ついに「北斗の拳」の南斗五車星・雲のジュウザもラオウの強大なる野望を打ち砕くまでに敗れ去り、残る南斗五車星はいよいよ山のフドウ一名を残すのみとなってしまいました。

　
　したがって、南斗五車星の戦士たちは全てを、「北斗の拳」の物語におけるケンシロウのラオウ対決への運命の貸し切り道路を切り開いて行くという、重役的な使命を次々と凄絶に成し遂げていったのです。

　
　勿論、今回タイトルに挙げたフドウの宿命としても変わりはなかったのです。

　

　がしかしここで１つ、「北斗の拳」の物語においては、ラオウ対決へと進むまでには、まだまだ忘れてはならない存在があったのです。

　
　というのも、何度も今までより繰り返しているとは思うのですが、南斗五車星が生涯を賭けて守り抜くべく、南斗六聖拳の第六人目の将の存在でした。

　
　そのまさに、「北斗の拳」を語るにおいては欠かせない南斗の「第六人目」の存在を知ることによってこそ、より一層ケンシロウの北斗神拳伝承者としての物語が、偉大なるクライマックスを迎える型となるべきものでありました。

　
　ただただ北斗神拳伝承者として、ラオウに勝利に対する勝利しか眼中になかったケンシロウでした。

　そのため、流石にケンシロウ自らの意に反して南斗五車星の戦士達がここまでして自分自身のために命を捧げてくれて来たことに対しては、「なぜここまで俺のために命を無駄遣いせねばならんのか?」と憤りすら隠せない感覚でした。

　
　かくしていよいよ、ケンシロウの方から南斗五車星・山のフドウに対して、否応なしに「もはや隠す必要はない」とその正体を問い詰めざるを得なくなってしまったのです。

　
　
　その次からこそが、ドキドキハラハラの場面でした。
　

　

　南斗五車星・山のフドウの口からはまず、「南斗六聖拳の最後の将は女です」と飛び出しました。

　
　その女であります、との証言を聞いた時点でもう、ケンシロウとしても正体は確定的であったに違いないのです。

　
　そうです、ズバリ！！　　「北斗の拳」の物語においては、ケンシロウと生まれた時より宿命により結び付けられていたヒロインのユリアだったのです。

　
　無論ここまでなれば、ケンシロウのラオウを倒し乱世を平定するという、その姿勢たるもの益々強大なものとなっていったのです。

　

　一度はこの世に対して、例えようもない絶望感を背負い、その後も度重なる悲しみを胸に刻みながら成長し続けてきた主人公の運命というものを、神は見捨てていなかったのです。

「北斗の拳」の南斗五車星・山のフドウ達が将の存在を死守!!

「北斗の拳」の物語も、さあここまで来れば、「早くラオウとの宿命の対決の話に入ってくれよ」と言いたくなるかも知れません。

　
　がしかし、私が直近において話し続けてきた、南斗五車星の戦士達と彼らが死守すべく南斗六聖拳第６の将の話題があってこそ、「北斗の拳」の物語自体がより高い支持を得てこれたものです。

　
　したがって、南斗五車星・山のフドウからは決定的な証言が次々と飛び出してきたのです。

　

　まずユリアと言えば、「北斗の拳」のヒロイン的な存在であったにも拘わらず、自らが囚われていたＫＩＮＧこと殉星のシンの居城から身を投げた後、全くの消息不明でした。

　
　その場面において正しく奇跡の救出により、居合わせた南斗五車星の山のフドウと海のリハク達がそれ以来、シンに対してラオウからユリアの身を守るべく事を誓った上で、南斗六聖拳第６の将としてかくまい続けてきたようです。

　

　全てはあくまで、乱世における各々の宿命が為した業だったのです。

　

　各々の宿命の名中でも、肝心のユリア自身の宿命といえば、南斗六聖拳第６の将・慈母星を持つヒロインとして、ケンシロウだけでなくラオウ、トキ、そしてシンといった「北斗の拳」の強敵達をも惹きつけて離すことのない存在でした。

　
　そのまさにユリアを救いだそうとした当時の南斗五車星達としては、いかに南斗六聖拳として選び抜かれたシンであろうが、いざラオウともなると手の出しようもないことを見込んでいました。

　ならばユリアの身を我々がかくまい続けるのみ、との決断を下したのです。

　
　ユリアに与えるべくを与えようとしてきたシンにとっては、開口一言にして、南斗五車星の山のフドウに海のリハクがユリアを連れ出して守り抜く、などとは有り得ない話だったでしょう。

　
　にも拘わらず、フドウにせよリハクにせよ、シンの逆鱗に触れないためにもあくまで冷静な姿勢での交渉にて、見事にユリアの身を引き取り、そして守り抜くことに成功したのです。
　　

　
　「北斗の拳」の物語も、これほどまでにして主人公が守り抜かれ、そして支えられ続けてきたという展開を、南斗五車星の山のフドウ達を始めとした戦士達が示してくれたのです。

　

　かくいう展開により、運命とは決して何人たりとも背くことが出来ず、最終的に我々が為すべき業とは何か、という真実を教えてくれる決定的な手本であるに違いはないのです。

　「北斗の拳」の物語については、以下よりアニメのご視聴が可能です。👇

　※以上に紹介した内容としては、「徳間書店」より2004年に初版発行されたコミックからの情報です

　従って、原作とは場面が異なる場合もあります。

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