ケンシロウが復帰し非情の帝王サウザーと、乱世最大の決着を!!
ケンシロウが命の恩人に報いるべく、使命を賭けてサウザーに報復!!
話しは前後しますが、ケンシロウにとっての命の恩人が、サウザーの聖帝十字陵建設のためにあそこまで全てを背負った動機としては、実は決定的なものがあったのです。
というのも、ケンシロウの命と百人の聖帝十字陵に並んだ人質だけでなく、実質的にはサウザーの暴走を自らが食い詰められなかった、その重責なり痛みであったと、自らが語っていました。
同じ南斗六聖拳のうちの非情の帝王の星・将星を持つサウザーに対して、仁星のシュウがけじめをつけられなかった、その場面というものは悔やんでも悔やみきれなかったようです。
そんな人の何倍もの重責を背負ってその生涯を駆け抜けたかつての命の恩人に報いるべく、ケンシロウがいよいよそれまでの「北斗の拳」史上においては孤高の強さを誇ってきた非情の聖帝サウザーに再び決着を挑んだのです。
一度はケンシロウがサウザーに敗北したその決定的な要因としては、ケンシロウがサウザー自らが神に与えられたという、その不死身の体の謎を解けなかったことにありました。
その不死身の帝王サウザーもまさにケンシロウが目前に現れた以上は、百人の人質のことはそっちのけで、その礼にこたえようとしたのです。
「南斗乱れるところに北斗現る」のまさにその言い伝え通り、 今ここにケンシロウ対サウザーのそれまでにかつてなかったような、巨頭同士の戦いの幕開けとなったのです。
ケンシロウ対サウザーの史上最大の対決に、かの二大巨頭も集結!!
一旦ケンシロウがサウザーとの闘いに敗れ、そしてシュウの息子であるシバに救い出されたその時にまたケンシロウの身を引き取ったのが、まさかのことで北斗兄弟の長兄であるラオウだったのです。
わざとケンシロウに手助けをしたその動機とは、裏を返せば恐らくラオウ自身の立場的にも、サウザーとの対決に対する意向があったのかも知れません。
というよりも、ケンシロウに手当を施したそのラオウなりの動機を自らが語っております。
実はケンシロウにはサウザーの不死身の体の謎を解いてもらうという、いかにも策略的な手に出ていました。
話しは今回の本題とはズレるようですが、ラオウもかのケンシロウとの互角の闘いにて大きな損傷を受け、治療中ではありました。
さらにはその治療中のラオウのもとに現れたのが、北斗兄弟の次兄であるトキだったのです。
トキもまた自らの最期をすでに悟っていたのか、勘がさえてラオウのもとに駆け付けたと言ってはおりますが、この機会にまさにサウザーの不死身の体に対する謎をトキ自身が知っている、という事を明かしたのです。
かくしてケンシロウ対サウザーの決着場面に立ち会うべく、ラオウとトキまでもが、聖帝十字陵に向かったのです。
この「北斗の拳」の物語をご存知の訪問者さんであるならば、いい加減早くケンシロウとサウザーとの決着のクライマックスの話に移ってくれよ、と言いたいところでしょう。
がしかし、このケンシロウ対サウザーの史上最強同士の決着に限らず、「北斗の拳」の物語における決着場面は、どれもみな何度も何度も繰り返したくなるほど、密度の高いものであります。
今回の「北斗の拳」における、ケンシロウ対サウザーの決着にラオウとトキまでもが駆け付けたその理由としては、シュウの人を助けそして救い出すという、重責といえるまでの仁星としての大役を果したところにありました。
したがって今回お話しした、ケンシロウ対サウザーの決着の幕開けの場面から学べることとしては、シュウが示してきたその生き様たるもの、乱世においては一般市民だけでなく、覇権を目指すラオウやサウザーといった人物までをも揺れ動かした、という事です。
視点を換えれば、ケンシロウがかつての命の恩人であったシュウからの大きな学びとしては、あくまでも他人に責任を押し付けず、身の回りに起こったことに対しては全て自責に徹しろ、ということだったようにも感じ取れます。
勿論このケンシロウがサウザーとの決着に際してシュウから教わったその全てというものは、現実社会に於けるビジネスにも大いに通用するものであります。
今回紹介した「北斗の拳」のアニメのご視聴については、こちらよりお願いします。👇
※以上に紹介した内容としては、「徳間書店」より2004年に初版発行されたコミックからの情報です。
したがって、アニメとは場面が異なる場合もございます。
名作ぞろいのU-NEXTなら、31日間お試し期間付きで、ポイントも有効活用できます!!
月額利用料金は、2,189円(税込)です♪