アイアンメイデン最高傑作の厳選2作より、ヘヴィメタルの歴史を学ぶ
アイアンメイデン最高傑作は、メディアブルからお楽しみいただけます
アイアンメイデン最高傑作を今回紹介するに当たっては、あくまでアイアンメイデンがヘヴィメタル文化の先駆者であるという視点に立って語っていくとします。
ついてはアイアンメイデン史上の最高傑作として2枚のアルバムを厳選し紹介していきます。
それもただ単に各々の最高傑作における聴きどころやハイライトスポットを熱く語っていくだけに完結したくはないのです。
併せて同じアイアンメイデンが一体何者か? を語るに当たりより一層の本物感をあなたに味わっていただくためにも、1つの最高傑作だけに特化した記事を書くだけでは物足りない、ってなものです。
これはどのアーティストにおいても共通の感覚であり、例えばレッドツェッペリンやディープパープル等の最高傑作を語るにもあくまで複数の最高傑作達から語らずにはおられませんでした。
でもって今回としてはアイアンメイデンによる2つの最高傑作を語るに当たり、このバンドの歴史上におけるいわゆる大転機の節目となった時期に焦点を絞り込んだ上で、あなたにもアイアンメイデンによる本物感をお伝えしたいのです。
それでは以下よりアイアンメイデンの最高傑作2作を、それぞれのターニングポイントにフォーカスしつつ、紹介していくとします。
アイアンメイデン最高傑作はこれで頂点への飛躍へと登り詰めた!!
アイアンメイデン最高傑作を語るに当たり、バンドにとって第一の大転機となった時期的には80年代前半期において名立たるヘヴィメタル・ハードロックバンドがニューウェイヴと称すべく狼煙を次々と上げて行った頃でした。
あの頃はよりヘヴィに進化した音楽とともに、ヘヴィメタル文化が劇的に認知され、世界各地で目覚しき発展を遂げていった一種の成長期でした。
ヘヴィメタル界のあの時期の最高傑作と言えば、例えばデビューして間もなかったモトリークルーや日本でもラウドネスによる作品が反響を呼んでおりました。
よってアイアンメイデンとしても1983年にブルースディッキンソンがシンガーとして加入により最高傑作「頭脳改革」を発表したその翌年のアルバムこそが、今回紹介していく1つの最高傑作なのです。
アイアンメイデンがメジャーデビューして通算5枚目となるアルバム「パワースレイヴ」(1984年発表)がまさにそれで、あれこそがヘヴィメタルの歴史においても不可欠な名盤としても語り継がれることになりました。
早速最高傑作「パワースレイヴ」の中身を紹介しますが、オープニングよりいきなり天高く舞い上がるような高揚感を演出した「Ace High」(追撃王の孤独)が収録されています。
曲の内容としては第二次世界大戦時におけるイギリス対ドイツの空中戦を描いており、これを通じてアイアンメイデンがより高く頂点への飛躍を遂げたと称すべき名曲であります。
続く2曲目は「悪夢の最終兵器・絶滅2分前」で、これはアイアンメイデン史上においては異色でキャッチ―なスピードナンバーで、彼らによる核兵器廃絶への揺ぎ無き感情が込められております。
その他最高傑作「パワースレイヴ」にはアルバムのタイトル曲や13分以上にも及ぶ「暗黒の航海」といった、壮大でストーリーテラーとしての名曲も収録されています。
いうまでもなくこれらの名曲達はアイアンメイデンのライヴにおいても盛り上がりを見せてくれてきた最高傑作ばかりでした。
アイアンメイデン最高傑作は原点回帰を祝福したこの一作!!
アイアンメイデンの最高傑作をふり返ってみると、一方ではまさに最前線を牽引してきた先駆者だけあって、いかにも山あり谷ありな音楽人生をも学び取れます。
アイアンメイデンにとっての大転機として今回紹介したい2つ目としては、90年代におけるいわゆる過渡期と称すべく時代でした。
この時期アイアンメイデンとしてはギターのエイドリアンスミス、そしてフロントマンのブルースが次々と脱退し、新世代のニーズに見合うべく音楽追求のための試行錯誤の旅に出ておりました。
特にブルースはソロにてアイアンメイデン時代とは一見大きくかけ離れた音楽作品を発表し続けるも、そのうちやはりソロでは行き詰まりを隠せざるを得なくなりつつありました。
一方アイアンメイデン側としてもブルースの後釜のヴォーカリストを迎えるも以前のような人気を維持できずに迷い続けていた感じでした。
かくいう迷走を経てアイアンメイデンはいよいよ2000年の一大節目となった時期にブルース、そしてエイドリアンの復帰と同時に最高傑作「ブレイヴ・ニューワ―ルド」を発表しました。
まさにこれぞファン達が待ち焦がれていたアイアンメイデンによる正真正銘なるヘヴィメタルの復活であり、かつ彼等にとっては祝福すべく原点回帰となったのでした!!
「素晴らしき新世界へようこそ」のタイトルに相応しく、オープニングを飾った「The Wicker Man」からしてアイアンメイデンならではのヘヴィメタルを表現すべく、快適で伝統的なスピードナンバー。
そしてアルバムのタイトルトラックでは壮大なストーリーテラーを演出すべく、アイアンメイデンが歩み続けてきたヘヴィメタル人生を振り返り、一種の悟りの境地さえ感じ取れた一曲でした。
以来アイアンメイデンは21世紀においても快進撃を続け、歴史に残る最高傑作を発表し続けると共に、先駆者として更なる高い次元へと進化を成し遂げてきたのです。
今回紹介したアイアンメイデンの最高傑作「パワースレイヴ」及び「ブレイヴ・ニュー・ワールド」は下記よりご視聴いただけます👇
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