「北斗の拳」ラオウ編にて、雲のジュウザが捨て身で殉ずる!!
言わずと知れた「北斗の拳」ラオウ編は名立たる英雄的存在・雲のジュウザによる、その一点の汚れもなき最期のクライマックスについて、語っていくとします。
前回の続きにはなりますが、さすがはこの雲のジュウザ、ラオウを追い込み併せてその愛馬である黒王号が背を許したことのある、むしろ希少価値の高い英雄性を持った拳士でした。
というのも、その資質たるもの、あくまで
何事にも媚びず、縛られることはなかったがゆえに、なおさら向かうところ怖いものなし
みたいなところに、ラオウや黒王号も惹かれていったのでは、言ってしまえばそんなところです。
「北斗の拳」においても、何の流派も持たない、というよりもその奔放極まりなさゆえに、奥義という奥義は一切あり得なかったほどの、むしろ恐ろしいまでの闘いを披露してくれたものでした。
繰り返しますが勿論、このようなキャラは「北斗の拳」史上においては実例がなく、際立ったことこの上ないものでした。
で、今回としてはその「北斗の拳」ラオウ編における、雲のジュウザの高い使命感を果たし、完全燃焼し尽くした最後のクライマックスの名場面をお届けして行こうと思います。
さらには、このラオウ対ジュウザの死闘より、今後物語そのものが熾烈になっていくことは必至であります!!
「北斗の拳」南斗五車星・雲のジュウザのまさに奔放に殉じた最期!!
さあ、「北斗の拳」ラオウ編も、いよいよジュウザ対ラオウ編が、単に息の詰まるだけでなく、
これぞ本物の闘いの神髄である!!
と言わんまでの驚愕とも言える場面に突入です!!
という事で、再び黒王号に乗ってラオウの目前に姿を現したジュウザでしたが、さらにその奔放この上なき心・技・体に磨きがかかり、大きくなったかのようでした。
というよりも、ラオウをしてジュウザがさらに、
いかにもお前らしくなったな
と言わしめるほどの恐ろしさの持主でもありました。
再会よりいきなり捨て身の態勢に入った雲のジュウザでした。
こうして捨て身の態勢に入ることにより、自らをも極限に追い込む、とで言うべきものが、このジュウザによる神髄であったようです。
正しく、ラオウのその間合いに自ら身を投じたジュウザでしたが、ここで披露してくれたのが撃壁背水掌と呼ばれ、「北斗の拳」史上における、これまた有数に語り継がれてきた傑作的な技でした。
言い換えれば、ジュウザ自身のセリフの如く、
わが拳の神髄は捨て身ゆえに背水で、防具があっては油断や甘えが生ずる
とまでの心構えを代表した秘拳みたいなものでした!!
このような戦いの神髄をラオウに見せつけたジュウザでしたが、次なる展開としましては、ジュウザが更なるこれでもか、これでもか、と言わんまでの見事な執念を見せつける場面へと転換していきます。
一見はるかにラオウに対して優勢を誇ったかのように見えたジュウザでしたが、既に両肩にある鏡明という秘孔を突かれることにより、そのジュウザなりの神髄は見破られてしまったようです。
この鏡明とは、両手が崩壊していく秘孔であり、これにより一見動きを封じられたように見えたジュウザでしたが、いかに致命の秘孔とは言え、さすがにこれで断念するジュウザではありません!!
それでも再び捨て身の態勢に入り、ラオウをさらに翻弄しようとしたジュウザでした。
しかし、いよいよジュウザもラオウの拳を受け止めるべく、驚愕のクライマックスの名場面へと突入したのです!!
というのも、元々この南斗五車星とは、「北斗の拳」における南斗第6の将を死守すべく宿命にありました。
まさにその正体をラオウから守るべく重役を果たした一人こそがまさに雲のジュウザであり、よってこれより、その究極のクライマックスの名場面に突入して行こう、ってところです。
ラオウとのこれでもか、これでもかと言うまでの接戦の末に、解唖門天聴という致命の秘孔を突かれました。
この秘孔とは、突かれた側が言うことに逆らえば、全身より血管が破裂して身が崩壊する、というものです。
さすがは雲のジュウザ、ラオウに「北斗の拳」南斗第6の将の正体を問い詰められるも、「誰が言うものか!?」とばかりに我が身と引き換えに、最期の最期まで口を割らずに守り通しました!!
これにて、その孤高かつ唯一無二のその奔放極まりなき生涯を閉じた雲のジュウザでしたが、いかにもその生前の偉業を称えようと、黒王号までもがジュウザを手厚く葬るべく敬意を示したのです。
無論、ラオウとしても雲のジュウザの生き様に対して、尊敬すべきことこの上ありませんでした!!
「北斗の拳」ラオウ編にて、雲のジュウザが教えた自由の裏にある責任
「北斗の拳」愛好家達なら言うまでもなく、そうでなくともこの雲のジュウザなりの、自由奔放極まりなき生き方についてはまず、大多数が憧れるべくものではないでしょうか。
それも今日のような不透明なご時世においてはなおさら、このようなお手本が少なくとも私個人としても、不可欠だと感じるのは事実です。
ただし、ここで見直したい焦点が一つ、
人がうらやむまでの自由な生き様のその裏には、常にどこかで、何らかの重責は付き物である
という事です。
確かに、一見まさに雲の如く自由気ままな暮らしを送っていたように見えて、その一方ではあれほどまでの捨て身の使命を全うしたジュウザでした。
自由、自由と声高に主張する事自体は悪くないとは思いますが、同時に
その自由とは高い責任感、使命感というものと常に紙一重の関係にある
事を常に心得て行動すべし、という雲のジュウザなりのお手本でもありました。
歴史に語り継がれるべく「北斗の拳」ラオウ編における雲のジュウザなりの生き様もまた、下記よりご視聴いただけます。👇
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