「北斗の拳」は南斗五車星の、身を焦がすように駆け抜けた生涯
「北斗の拳」の南斗五車星の、風のヒューイによる第一歩
「北斗の拳」の物語では、実は南斗五車星(風・雲・炎・山・海)の戦士たちの動きというものが、雲の流れによっていかにも強調したかのように描写されております。
まさにその南斗五車星の動きたるもの、ラオウがいかにもケンシロウとの決着が近いことを悟ったかのように予感している場面がありますが、これにて「北斗の拳」の物語も、段階的にクライマックスへと登り詰めていくことになるのです。
更にこれから紹介する南斗五車星の戦士たちの中には、実は「北斗の拳」の物語においては、かつてのラオウにとっては何らかの決定的な思い出となっている人物も存在しているのです。
そんな脇役的存在でありながら、「北斗の拳」にて重大な使命を果たしてきた南斗五車星の戦士の一人目として動き出したのは、風のヒューイでした。
この疾風の如き駆け抜けるその威力たるもの、立ちはだかるものはたとえ鋼鉄であっても痛快に切り裂いていくような、誰もが止められないほどの生粋なるものでした。
風のヒューイが拳王勢力に対して率いた軍隊は、「風の旅団」と言われ、自らをもしてもまさしく疾風を巻き起こすかの如く、乱世におけるしたたかな生き様を実証しました。
「北斗の拳」の原作における風のヒューイの登場場面としてはほんのひと時であって、惜しくもラオウにその疾風の如く果敢に挑むもあっけなく敗れ去ってしまいました。
がしかし、その疾風の如き姿勢としては、我々の世界においても、常に決断と実行のスピードとはかくあるべし、というお手本になってくれたと、私は考えております。
「北斗の拳」の南斗五車星の、炎の如き信念に殉じた重役
南斗五車星の風のヒューイの次に動き出したのは、炎のシュレンであり、これまた「北斗の拳」の原作においては、一時はラオウもろとも炎に飲み込み、その部下をも恐れさせたほどのしぶとい信念の持ち主でした。
南斗五車星の中でも炎たる存在の真価たるものは、すべての生命体にとってのエネルギーの源として不可欠な存在であり、言い換えれば古今東西の人類文化がこの熱エネルギーなくしてはあり得ませんでした。
この炎のシュレンたる存在、「北斗の拳」の原作においては、いかにも南斗第6の将を死守すべく見事なラオウ対戦を展開してくれて、倒れる直前には、ラオウたる存在こそが南斗第6の将を脅かす存在であると、その信念を貫き通すべくセリフを残しました。
すなわち、北斗と南斗との統合による平和の実現とは、あくまでも北斗神拳伝承者としてのケンシロウと、その南斗第6の将とが結ばれてこそ初めて成し遂げられるものであると、証言したのです。
つきましては、このシュレンのラオウ対戦における最期としては、自らが放った炎により返り討ちされて、その凄絶な身の焼き尽くし方にラオウも圧倒されずにはおられないほどでした。
「北斗の拳」の物語の登場人物の中でも、いかにも苦悩の出口が見えない、暗闇に閉ざされたかの如き乱世においては、この南斗五車星の炎のシュレンたる存在は、その熱き生き様を最も分かりやすい型で演出してくれた1名だったな、私は思っております。
千変万化を情け容赦なく繰り広げるこの現実世界においても、今回紹介した南斗五車星の風のヒューイ及び炎のシュレンの凄絶な死闘を振り返ることにより、ここでまた大きく気付いたことがあります。
迷わずに確固たる決断を繰り返しつつ突き進み、そして完全燃焼する生き方が、胸を締め付けるような感覚で学べるのではないでしょうか。
毎度紹介している「北斗の拳」の物語ですが、以下よりアニメのご視聴が可能です。👇
※以上に紹介した内容としては、「徳間書店」より2004年に初版発行されたコミックからの情報です
従って、原作とは場面が異なる場合もあります。
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