「北斗の拳」の物語で、ケンシロウ対ラオウの兄弟対決の第一歩
「北斗の拳」で、遂にケンシロウが兄弟最凶のラオウと対面か!!
「北斗の拳」の物語においては、ケンシロウとトキとの宿命の再会と言えばズバリ!! その次に出てくるのは世紀末覇者・拳王という存在です。
つきましては、ケンシロウとこれまた北斗兄弟の中でも乱世においては最も強大な野望を燃やし続けたという、拳王ことラオウとの息の詰まるような相打ちの場面についても、語らずにはおられなくなってきました。
元々「北斗の拳」の物語の節々においては、主人公であるケンシロウとは強敵のような存在であった相手達との再会のその場面を視聴するに当たっては、私としてはその度に息を詰まらせずにはいられないほどの緊迫感でした。
例えば南斗聖拳のシンに、これまた同じ北斗兄弟のうちの1名であったジャギなんかは、放映当時でなくとも、未だに彼らとの再会の場面を振り返るごとに、ドキドキした感覚を離せないほどです。
それもこの度については、史上最大のクライマックスの一場面として、ラオウとの再会の場面であるからなおさらのことです。
という事で、そのドキドキハラハラするような本題に入っていこうと思います。
「北斗の拳」の物語としても、いよいよトキがケンシロウとレイの手により探し当てられた後は、いよいよケンシロウ対ラオウ、そしてトキ対ラオウの、それぞれの一瞬たりとも気が抜けないような、決定的以外の何物でもない因縁の北斗兄弟の対決場面に入っていくのです。
が、その前に話は前後するようですが、拳王侵攻隊に襲撃された、バットにリン、そして例の妹であるアイリらの居た村で、レイが南斗水鳥拳を披露したその場面にふと、北斗兄弟最凶の存在としてのラオウが突如出現したのです。
そして「北斗の拳」の物語においては、実はこのレイが、ラオウとケンシロウ、及びトキとのそれぞれの北斗兄弟の対決のための架け橋となった、とでも言うべき壮絶な場面が展開されることになったのです。
「北斗の拳」において、遂にケンシロウ始め北斗兄弟対決の序章に!!
今まで話してきた「北斗の拳」の物語の中でも、今回お話しする北斗兄弟対決いや、ケンシロウその他の対面の場面だけでも、ドキドキハラハラすべくところです。
しかしそれでも、実はまだまだ「北斗の拳」における兄弟対決の場面は、序の口であると心得ております。
まずは前述したレイが北斗兄弟対決の懸け橋となった、その話についてですが、レイはこのラオウと対面するその前には、既に死兆星(北斗七星の脇に寄り添うようにして輝く、第8番目の星)を目の当たりにしていました。
そしてそのその恐るべく悲劇がこのラオウとの対決において、現実となったのです。
レイという人物はまさに南斗六星のうちの「義」の星を背負うべく、我が身を投げ放つようにして、「北斗の拳」の登場人物の中でも最凶な存在であるラオウに、その華麗なる南斗水鳥拳を放ちました。
しかし、ラオウはそんなレイの義の心をことごとく打ち砕くかのようにして、北斗兄弟の中でも最も非情な闘気をもってしてレイの襲撃を阻止し、彼に対してトドメの秘孔(心血愁と呼ばれる)を突いたのです。
この時ラオウは指一本だけで、愛馬の黒王号から降りずしてレイの拳を制したという、恐るべきものでした!!
そうしてレイがラオウの拳で重傷を負ってからようやく、ケンシロウとトキが駆け付けたのですが、悲しくも間に合いませんでした。
レイがラオウに突かれた秘孔によって与えられた余命は、残り3日となってしまったのです。
北斗神拳伝承者としてのケンシロウの立場からすれば、なぜレイがよりにもよって北斗兄弟のそれもこの乱世においては最凶の存在であるラオウと対決せねばならなかったのか、と言いたいところでしょう。
または「北斗の拳」の物語愛好家の目からしても、なぜレイが北斗神拳を巡る因縁の兄弟対決に入り込んでいったのか、悲しく歯がゆい心持であったのかも知れません。
ただし、この「北斗の拳」におけるあまたの名場面の中でも、絶対不可欠で且最大の決定的な場面であるケンシロウ対ラオウの因縁の兄弟対決については、視点を換えて私なりに語るなら以下の通りです。
レイがその場に居合わせたからこそ、つまり彼が義の精神を尽くしてくれたからこそ、ケンシロウとしてもラオウとは少なくとも見劣りしないまでの闘いが為し得たのだろう、という事です。
そしてさらにまだまだ、今回お話しした「北斗の拳」における兄弟対決の名場面においては、ケンシロウがトキのラオウ対決によって学びを得るという、見る者たちの心を捉えて離さないような、例えようもない神憑り的な場面が展開されることになるのです。
今回紹介した「北斗の拳」のアニメのご視聴については、こちらよりお願いすします。👇
※以上に紹介した内容としては、「徳間書店」より2004年に初版発行されたコミックからの情報です。
したがって、アニメとは場面が異なる場合もございます。
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